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[自然を知る] 金華山のシカから地球が見える
初夏は鹿の出産期、かわいい子鹿を見ることができます。生まれたばかりの子鹿は薮などに潜んで隠れていますが、少し大きくなると母親の後をついて歩きます。子育てにも母親の個性があり、放任主義の母親もいれば、常に子供を気にしている母親もいます。
緊張した行動、リラックスした態度、イライラした行動等、鹿にも感情があります。観察を通じて、鹿の1頭1頭の気持がわかるようになることでしょう。

そして、鹿が多く生息することによって、島の生態系全体が影響を受けていることも観察していくとわかってきます。鹿に食べられないようにする工夫を身につけた植物か、鹿に食べられることを利用する植物以外は生きて行けません。植物相の変化は、景観だけでなく昆虫や鳥類、そして地下の動物の生活にまでも影響を与えているのです。



【金華山】
牡鹿半島の海上に浮かぶ霊島・金華山は、東奥三代霊場(出羽三山・恐山)の一つとして有名な島。標高445メートルの山頂からは、牡鹿半島や太平洋の雄大な景色を堪能することができ、周囲26キロメートルの小さな島には、貴重な植物も多く、鹿や猿が生息する自然の宝庫となっています。ここでは環境系の様々な分野の研究者たちが連携し、調査・研究をするフィールドとして知る人ぞ知る存在。研究者たちの知的好奇心を刺激し続けているのです。

この島にある黄金山神社周辺に生息する鹿は、すべてに名前が付けられており、18年間追跡調査が行われています。鹿の群れを見て「あれが母親、となりが娘で、後ろがおばさん、その隣が孫」というような1頭1頭の関係がわかるのです。日本トップクラスのシカの研究者の解説と共に、そうして識別したシカの中から1個体を追跡調査してみましょう。鹿も生き物としてそれぞれの事情の中で生きています。個性もあります。そうしたシカの社会と生活を深く静かに見つめることができるフィールドです。

また、島の生態系を観察すると、生き物同士がいかに密接に絡み合っているかを理解することができます。それは地球の生態系が危機に瀕していると言われる現代、多様な生き物の存在と彼らとのつながりあいが生態系であることを理解する体験は、生物同士の関係、生態系と人間の関係、ひいては地球環境を考えることにもなるのではないでしょうか。
●講師

南 正人
1957年生まれ。軽井沢で野生動植物の調査研究、保全維持、エコツアー等を行う(株)ピッキオ代表。理学博士。科学的・論理的な方法で野生動物と人が共存できる方法を講じ、軽井沢を始めとして施行に移してきた。

●日程
1 ◎ガイダンス、島の全体像をつかむ
13:00金華山集合。神社周辺散歩。ホテル跡地〜神社で、海鳥や鹿を観察。シカの発情の声を聞いてみましょう。
夜、スライドを交えながら島の自然についてレクチャー。シカの生活全般や出産シーンなど研究者ならではの話が面白い。
                            【民宿 潮風 泊】
 
    
2 ◎シカの菜食を受ける生態系とは。島の植物の生き抜く工夫。
終日、島巡り。神社〜山頂〜裏海岸〜千畳敷もしくは鳥瞰台。二の御殿経由で戻る。
                            【民宿 潮風 泊】


3 ◎シカの気持ちがわかるようになる。発情行動とその意味。
終日、シカの観察。数頭のシカの観察、なわばりオス、劣位オス、など。個体追跡や隠れている子鹿探しの体験もしてみましょう。夜、シカづくしの歓談タイム。生態系とシカ、子供を残すためのシカの生き方。野生動物とのつきあいなどの研究者ならではのエピソードを紹介。

                             【民宿 潮風 泊】


 
4 ◎神社前のシカの観察・総括  
午前、3日間の活動を踏まえて観察。13:00解散

 
 
●ご旅行代金 
2008年
6月6日(金)〜6月9日(月)4日間
68400円 受付終了
お申込み前にご一読下さい(ご旅行条件書)
※申込ボタンを押すと、仮申込及び、ご希望に応じて申込金のカード決済ができます
要問合せとある場合は、一度お問合せの上、お申込下さい
●ご旅行条件
○定員: 6名(最少催行4名)
添乗員の同行はありません
○形式: [旅行]国内旅行
○参加費に含むもの:

3泊代・朝3昼2夕3食代

 

 

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