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「あなたも水上の探検に出掛けてみませんか?」
一度シーカヤックを体験した人なら、誰しもそう誘いたくなることでしょう。「カヤック」という乗り物を使うことによって、まるで陸上にいる時のように、二足歩行の陸上生物である私達も、自由自在に水の上を動き回ることが出来るようになるのです。まさにそれは「水上散歩」を可能にしてくれるツールであり、自然の中にゆっくりと溶け込むことが出来る、それがカヤックの一番の魅力でしょう。
「シーカヤックはおもしろい」私は心底そう思います。しかし、「シーカヤックって何?」と聞き返されることも多く、シーカヤックを知らない人達がまだまだ大勢いらっしゃる事をとても残念に思う常日頃。マリンスポーツの中でも、サーフィンやダイビング・シュノーケルは認知度が高いと思うのですが、シーカヤックはきっとこれから徐々に、しかし間違いなく人気が出てくるアウトドアスポーツだと思います。
「カヌーは知っているが、カヤックとカヌーはどこが違うのですか?」とよく聞かれます。「カヌー」という言葉を英和辞典でひくと「丸木舟」「一般
にパドルで漕ぐ小舟」とあります。「カヌー」には様々な種類があり、「カヤック」と「カナディアンカヌー」の二つに分けることができます。その違いはパドル。「カヤック」はダブル・ブレード・パドル。「カナディアンカヌー」はシングル・ブレード・パドル、という風になります。加えて、カヤックにはフィールドによって「川=リバーカヤック」「海=シーカヤック」「湖=ファンカヤック」とタイプもいろいろあります。
つまり簡単に言えば舟。水上の自分の好きなところに行け、むしろカヤックでしか行けない秘境にも行けてしまうのです。泳げない人にも楽しめ、なおかつ体力もあまり使わない(ほとんど上半身のみの運動)、とても爽快な風と自然を感じるスポーツです。
今回のシーカヤック開催のフィールドは三浦の油壺〜小網代の森往復コース。ナショナルトラスト運動により開発を免れた、貴重な自然が残る森が間近に感じられるコースです。しかも11月ということもあり、まさに紅葉のシーズン。その日は前日の天気と打って変わって、お日柄も良く、風も無く、波も穏やか、まさに三拍子揃ったシーカヤック日和でした。
まさに秘密基地とも思えるようなスタート場所に案内され、着替えや準備を済ませ、レクチャーを受けます。講師は湘南シーカヤックの小池さん。「自分はジュゴンみたいなんだ」と笑い、相模の海をこよなく愛し、海に生きる、きさくな人柄がとても印象的な方です。「安全第一、ゆっくりいきましょう」そう背中を押されて、しっかりと講習を受け、いざ海へと漕ぎ出します。
最初はドキドキ、気づけばスイスイ、慣れたらワクワク。「この先に一体何があるのだろう・・・」と、冒険心をくすぐられながら、海を楽しみ、森を感じ、自然に浸る、贅沢な時間がそこにはあります。きっと今まで見えなかった世界、知らなかった感覚が訪れることでしょう。こうしてまた、私はしばらくカヤック病に悩まされるのでした。
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