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[民俗・宗教]【大阪開講】高野山で仏像・仏画鑑賞 -入門編-

真言密教の総本山として1200年の歴史を有する高野山は、密教美術の宝庫。

6世紀にインドで誕生し、発展を遂げた密教は、一方では中国を経て日本に伝えられ、他方ではヒマラヤを越えてチベットに伝えられました。そのため、ネパールやチベットの仏像や仏画と、高野山をはじめとする日本の密教寺院で見られる
美術作品との間には、たくさんの共通点があります。

この講座では、高野山内の宝物を保存・展示する霊宝館を見学しながら、密教美術を中心に仏像・仏画鑑賞の基礎知識を解説するとともに、壇上伽藍の根本大塔と金堂で、仏像を曼荼羅の形式に配置した「立体曼荼羅」を拝見します。


[開講日]2007年10月27日(土)
[講 師]川崎 一洋

●添乗記 報告者●岡田 賢司

当日は、朝から小雨が降っていましたが、講座が始まる頃には霧となり、深山の高野山らしい雰囲気の中、金剛峰寺の前で講師の川崎さんのお話が始まりました。

お遍路さんの信仰心を感じる、金剛峰寺

まずは、高野山の秘宝が集まっている霊宝館に移動。
そこで、高野山の成り立ちから一体一体の仏像についての種類や意味などの説明をしてもらいました。

「仏像の種類」や「仏像はなぜできたか」、「高野山の仏教の伝来の方法」、「チベットと日本の阿弥陀仏の違い」などを、日本、チベット、ネパール、中国などで直接現地を見ている川崎さんならではの解説が繰り広げられ、皆さん興味深そうに聞いていらっしゃいました。

川崎さんのご専門はタンカや仏画なので、霊宝館の仏画のコーナーでは、説明にも力が入ります。珍しい坐像の地蔵菩薩の絵やあまり聞いたことのない仏様の絵、弘法大師が持ち帰ったと言われる仏画などからもどんどん話が膨らんでいきます。チベットに行かれたことのある参加者も数人いらっしゃり、チベットや海外の仏との話に興味を惹かれていました。

皆さんの興味と、川崎さんの熱気を帯びた解説に予定の時間を大幅にオーバーしてしまい、名残りを惜しみつつ霊宝館を後にしました。

大塔前での話
弘法大師が最初に開山した場所、
神聖な雰囲気が漂う金堂境内


次は大塔と金堂です。金堂では立体マンダラが有名です。ここの立体マンダラの並び方は弘法大師独特のものらしく、今もって配置の意味が完全には分らないとのこと。そんな話を聞きながら、金堂の中で解散しました。

最後に皆さんに感想を聞いてみると、ご興味があることなので知っていることも有ったようですが、でも改めて流れを分りやすく解説してもらえたので良かったという声がほとんどでした。また、各地の仏教との違いなど普段あまり聞くことの出来ない話も面白く、あっという間の2時間だったとのこと。

高野山には他にも見所もあり、ぜひまたこうした機会をつくりたいと思います。

 

 

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