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ミミズ晴れとなった爽やかな秋空のもと、講師である関野てる子さんのミミズ養殖の現場を訪ねた。
参加者はそれぞれ目的は違えど、ミミズが環境循環の中で果す役割を 農業に家庭に教育にと役立ててみたいという方々。
関野さんはまず一人一人にインタビューし、各人の疑問や過去の失敗談などを聞いていく。
実践で培われた豊富な知識が次から次へとあふれだしてしまうかのようにインタビューはいつしか講義へと変り、
ミミズの生態、土壌微生物の話、堆肥作り、生ゴミ処理から自治体による生ゴミコンポスト普及の失敗例、成功例など、
その縦横無尽な話の中にじつに様々な発見や驚きがあった。
ミミズなんて土さえあれば、なんとなく増えてるんだろうぐらいにしか考えたことがなかったのだが、
ミミズにだって住みやすい環境はある。いざ、利用すべく飼ってみると合わない環境ならさっさと逃げていってしまう。
じつは意外(?)に難しい生き物なことを知る。
が、しかしミミズの習性と自然のメカニズムさえ理解すればじつはそんなに難しいことではなく、
要は理解したうえでコントロール出来さえすればうまくいく。うまくいけばこれほど人間にとって、いや、
自然環境にとって役立つ生き物はいないといえるくらいの働きをしてくれる。
家庭においては生ゴミを分解、ゴミの総量を減らしてくれ、しかもミミズの糞は良質の土となり、その尿は液肥としても使える。
土とひとくちにいってもミミズの分解していないそれは単なる風化した岩石の細かい粒にすぎない。
堆積する様々な有機物をミミズが分解し、その糞が積もり積もって土壌となる。
養殖場のビニールハウスの中のシートをめくり、黒いふかふかとした土をひとつかみ手にとってみる。
そこにはミミズの成体と白い幼生がうごめいている、不思議と気持悪さはない。そして、土の匂いを嗅いでみる....
これこそまさに幼少の頃、田舎で土にまみれて遊んでいた頃を思い起こさせる匂い、まさに土の香りだ。
この、土と思っていたものがじつは全てミミズの糞であり、この香りこそが糞の香りだったのか....
小さいころの何気ない土いじりで、すでにミミズ糞と触れ合っていたなんて知らなかった。
ミミズの作る豊かで素晴らしい土は10年で7cmも堆積するとのこと。
そうか、キミたちが地球の表面をふかふかと柔らかくしてくれてたんだね。
C.ダーウィン著『ミミズと土』に地球を丸くしているのはミミズであるというような 一説があるそうだ。
早速、この本を読んでみたくなった。
とにかくミミズは「深い…」のである。
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