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[田舎暮らし]石窯でパンを焼く
高原の避暑地・乗鞍高原で、石窯で焼く天然酵母のパン作りを学ぶ。国内産小麦・自 然塩・乗鞍の自然水・山ぶどう天然酵母と、全て天然材料で仕込み、手作りの石窯で焼く逸品。イーストで膨らせ電気ガマで焼くパンより手間はかかるが、自然条件に影 響される天然酵母と石窯の加減をみながら焼き上げる“手作りの良さ”がある。この パン作りの全行程と、石窯の構造や作り方を、カラマツ林に佇む工房で学ぶ。 *直径25cm程の定型パン2個、同じ材料分の自由製作のパンがお土産になります。
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●添乗記 [2003-5-17〜18開講]  報告者●伊藤

好物のパンを極める。天然酵母を使って全て国産の天然材料で仕込み、手作りの石窯 で焼く。美味しいパン屋さんのパンを口にする度に、自分でも作れないものだろうか と感じるが、いざ挑戦しようと思ってもまるで知識がない。

乗鞍高原にあるパン工房、ル・コパンのチーフ・中川泰照氏に学ぶと、ご自身で作る パンにどんなに愛情を注いでいるかがよくわかる。どろどろの状態の中種を仕込み、 一昼夜置いて翌日早朝から本捏ねをする。ひとつひとつのプロセスを経る度に生地が 生きていることを実感し、美味しく焼けますように、と捏ねる腕にも力が入る。石窯 の窯入れ準備の段階では、ひとりひとりが中川氏の小気味よい掛け声と共に手早く動 く。カタチの整えたパンを窯入れする目つきは、皆真剣そのもの。石窯での焼成中に、 電気ガマで焼いていたパンが出来上がる。コンガリ焼き上がったパンは美味しそうな 匂いを放っていた。
自分のパンが焼き上がってるのを確認すると、皆で工房裏の丘に 建つル・コパン代表の林原氏の手作り住宅を散歩がてら見学しに行った。木のくねく ね加減が絶妙な階段の手すりや古いお鍋を使った外灯など、林原氏の家は彼の発想が そこかしこに生かされており、誰もが羨むほど素敵だった。
さて、もうそろそろ窯出 しの時間だ、と工房へ向かい石窯を開けてみると、電気ガマで焼いたパンよりも香ば しい匂いが漂い、奥には程よくきつね色に焼けたパンが整列していた。パンを取り出 して手に取ると、うっとり眺めてしまう程の出来栄えで、焼き立ての様子を食べてな くなってしまう前にとカメラに収めた。

食事の後に、石窯のこと、天然酵母のことなど、まだ残っている疑問を中川氏に伺う と、熱く丁寧に答えて下さった。石窯をこれから作りたい、天然酵母を家庭でも利用 してみたい、そんな方々ばかりだったので、実践しながら学べる今回の講座はきっと 近い将来役に立てることができる、と思える有意義な一時だった。

 

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